2024/03/10

⚫︎とても久しぶりにチェルフィッチュ『フリータイム』のDVDを観た。やはりこれはとても素晴らしい。2008年なのか…。六本木のスーパーデラックスがなくなったのがいつだったのかももう憶えていない。『王国(あるいはその家について)』に出ている人がいて、随…

2024/03/09

⚫︎『不適切にもほどがある ! 』、七話。今回は、現代のドラマ視聴者ディスみたいになっている。ディスというか、「たまたま六話とか七話だけ観たとして、それが好きだったら、ぼくにとってそれは好きなドラマです」と言う岡田将生の「いい奴っぷり(好感度)」…

2024/03/08

⚫︎『マカロニほうれん荘』に衝撃を受けた派だったぼくは、『Dr.スランプ』が登場した時に、それまでとは異質な、何か決定的に新しいものが現れたという驚きを感じるとともに、その世界にどこか馴染めない感じがして、それが「少年マンガ」から離れるきっかけ…

2024/03/07

⚫︎スライドを作っているだけで1日が終わっていく。 ⚫︎この講義、すごく聞きに行きたいが、自分のイベントの前日なので、作業的にも体力的にも難しい…。 (「PARA4階+ズーム配信」とあるが、配信のみでもいいのだろうか。) playsandwork.base.shop

2024/03/06

⚫︎連続講座の第一回である前回のマティスとピカソ回は、スライドが200枚ちょっとで三時間くらいだったが、今回は、桂離宮の庭園にかんするスライドだけで250枚くらいになった。 (今のところ、論文「透明性―虚と実」の解説→論文外の具体例の提示→セザンヌの作…

2024/03/05

⚫︎23日にある連続講座二回目のスライドを作っているが、昨日の日記に書いた桂離宮にかんするところだけでスライドが200枚を超えてしまった。ほとんどのスライドが画像のみで、パッと見せてサクサク進んでいくはずだけど、それでも桂離宮への言及だけで一時間…

2024/03/04

⚫︎昨日の日記で引用したエリー・デューリングのテキストは、実際に桂離宮を訪れたことがない人が読んだら、何を言っているのかちんぷんかんぷんかもしれないが、ここでエリー・デューリングが言っていることが具体的にどういうことなのかがわかるように、You…

2024/03/03

⚫︎引用、メモ。桂離宮とその庭園について。エリー・デューリング「脳に反して思考する アルゴリズム空間のパフォーマンス」(『柄沢祐輔 アルゴリズムによるネットワーク型の建築をめざして』所収)。 (以前も、ほぼ同じようなところを引用したことがあるかと…

2024/03/02

⚫︎引用。メモ。『建築における「日本的なもの」』(磯崎新)、第二章「カツラ――その両義的空間」より。桂離宮の庭園にかんする、とても優れた記述だと思う。《由来も手法も異なる庭園の各部分を連結させるのは、そのなかを通過する視線である》。「虚の透明性…

2024/03/01

⚫︎『不適切にもほどがある ! 』第六話。「おじさんが昔話をするのは17歳に戻りたいから」とか、そういうわかりやすいきれいごとに持っていこうとする手つきには依然として抵抗を感じてしまうが、それでも、すごい展開力だなあと唖然とするように眺めている感…

2024/02/29

⚫︎中田秀夫「霊ビデオ」(「学校の怪談f」)がニコニコ動画にあったので観た。97年の作品だから、『女優霊』より後だけど『リング』よりは前という時期の短編。ブレイク直前の勢いを感じる。Jホラー初期の短編は、今ではなかなか観られないが、ニコニコ動画に…

2024/02/28

⚫︎オムニバス『アリア』の中のゴダールが作った篇(『アルミード』)がニコニコ動画にあった。ああ、あった、こんなの、あった、という感じで観た。この頃(『アリア』は87年公開)のゴダールの、いわゆる本編からややズレたところで作られた作品(他にはテレビの…

2024/02/27

⚫︎夏前に自転車を買って、夏から秋にかけて毎日のように一時間から一時間半くらいは乗り回していたが、冬になって、日が短くなるし寒くなって、近所への買い物以外はあまり乗らなくなり、今年に入ってからはちょっと事情があって自転車に乗っている余裕があ…

2024/02/26

⚫︎連続講座の2回目は、虚の透明性という概念が、グリーンバーグ、フリード、クラウスというアメリカ型フォーマリズムの言説の流れにおいて致命的に欠落しているものを補完しているということを示すとともに、実の透明性・虚の透明性という概念を思い切り拡大…

2024/02/25

⚫︎連続講座の2回目のスライドをぼちぼち作っているのだが、映画のカット割りを見て、空間の三次元見取り図をそこから作り、二つを突き合わせて、見取り図の中にカメラの位置と人物の配置をワンカットずつ書き込んでいく、というようなことをしていると、新た…

2024/02/24

⚫︎『王国(あるいはその家について)』(草野なつか)の、劇場公開に際してのプロモーショントーク(?)と劇場でのアフタートークがすごく面白い。他の多くの映画とか演劇とかのアフタートークでも、それなりに興味深い話を聞けることはあるけど、ここまで芯を食っ…

2024/02/23

⚫︎『不適切にもほどがある ! 』、第五回。今回、序盤中盤は、あまり攻めていない、ネタ優先で緩めのほっこり回なのだが、ドラマでもアニメでも、このようなほっこり回は、その直後にほぼ必ず、対比的に、深刻で重大な出来事が起こるのがテンプレ展開なので、…

2024/02/22

⚫︎『転校生』(大林宣彦)。10年以上前になると思うが、NHKのBSで放送されていたのを録画して、それをディスクに焼いたものが出てきたので観た。ディスクの状態が悪く、しばしば動画がフリーズしたし、何度かはディスクが強制的にリジェクトされた。それでも最…

2024/02/21

⚫︎佐藤雄一が『クォンタム・ファミリーズ』について東浩紀にインタビューして、同時に批評も載っている小特集をやった雑誌をずっと「新潮」だとばかり思い込んでいたが間違いで「ユリイカ」だった。いくら探しても見つからないはずだ。そして、間違いが分か…

2024/02/20

⚫︎最近言葉が出てこない。えー、パセリじゃなくて…、セロリじゃなくて…、うー、キャベツじゃなくて…、あ、レタスだ、とやっとレタスが出てくる。 (この時、レタスのレタス的な質、キャベツとも白菜とも違う、青々しく薄手でパリッとした感じや、やや癖のある…

2024/02/20

⚫︎久々に本を買った。どちらも分厚い。そして、どちらもタイトルが大仰だ。 ⚫︎改めて読み返し、改めて超重要だと思う。 ⚫︎追記。二枚目の写真は、福尾匠「ポシブル、パサブル ある空間とその言葉」(「群像」2020年7月号掲載)。 gunzou.kodansha.co.jp 三枚目…

2024/02/19

⚫︎通っていた小学校では、ぼくが低学年の時にはまだ、校内の一角に古い木造校舎が残っていた。木造校舎には、低学年向けの小さな図書室があった。この木造校舎と図書室について、十二年前のぼくは次のように日記に書いていた。 《『きこえる?』を探している…

2024/02/18

⚫︎お知らせ。VECTIONとして「リアルタイムbot議員のすすめ」というテキストを公開しました。 mirror.xyz twichというゲームプレイ動画配信プラットフォームがあって、そこでは「ポケモン」や「ダークソウル」のようなゲームを、多数の参加者の投票で行うとい…

2024/02/17

⚫︎RYOZAN PARK巣鴨で、保坂和志「小説的思考塾vol.15」。以下は、話された内容のレポートではなく話を聞きながら考えたこと。 hosakakazushi.com ⚫︎目的から逆算されたプロセスがあるのではなく、一つ一つの試行錯誤が結果としてある形に至る。そして、一つ…

2024/02/16

⚫︎『不適切にもほどがある ! 』、第四話。今回はキレッキレだった。阿部サダヲのハラスメント問題が、いかにも昭和のオヤジ的なパワハラではなく、典型的に現代の病として浮上するという、この捻りが冴えている(阿部サダヲの驚くべき受容性の高さ、何か指摘…

2024/02/15

⚫︎以下は、クレメント・グリーンバーグ「「アメリカ型」絵画」からの引用だが、この一節に戦後アメリカ絵画を支配していた決定的なドグマが書き込まれていると思う。 《ニューマン、ロスコ、スティルの絵画の色彩が有している、暗くし明度を抑えた暖かさは、…

2024/02/14

⚫︎グリーンバーグはモダニズムの絵画の特徴として「メディウムの不透明性」を挙げる。ここで言われているのは、モダニズムの絵画を観る時、そこに何が描かれているのかを観るより前に「それが絵画である」ことを観る、ということだ。以下、「クレメント・グ…

2024/02/13

⚫︎富士山が真っ白。

2024/02/12

⚫︎夢。誰かが訪ねてきたので出てみると、小学生時代の友人が、小学生の時のほぼそのままの姿でいて、えっ、と驚くのだが、その場でみるみる年齢相応の姿に変わっていく。友人は、「いいところがあるから、ついてこいよ」と言い、言葉に従ってついていきそう…

2024/02/11

⚫︎文房具絵画を作っていたが、今月はこの日記に画像を載せすぎて、はてなダイアリーの一ヶ月分の画像アップの容量があと少ししかない。なので、ほんの一部だけ。 文房具絵画。千切ったいろがみを、A4のクリアフォルダーに挟んで、エプソンのGT―S650でスキャ…