●「思想」の2009年12号を閲覧、複写するために神奈川県立図書館まで行く。エリー・デューリングの論文(「持続と同時性---ホワイトヘッドベルグソンにおける時間的パースペクティブと相対論的時間」)が目当てだったけど、同じ号には松野孝一郎の「記号過程としての運動」という論文も載っていて、そちらも複写した。
雑誌は貸出していないので、図書館まで行かなければならない。近くに大型の書店がないので本を買うのは大抵ネットでということになって、リアル書店にめっきり行かなくなってしまったし、図書館も、ネットで予約して受け取りと返却だけ窓口に行く(図書館まで行かなくても、横浜駅西口カウンターというところで、受け取りも返却もできる)ので、久しぶりに書棚にたくさんの本がダーッと並んでいるというところに行って、興奮して無駄に長居してしまった。
県立図書館は、みなとみらい21 地区を見下ろす丘を登って行く途中にある。ちょっと前に広尾にあるギャラリーに行った時にも思ったのだけど、ひたすら平らで、そこにお椀のような唐突な山がぽつっぽつっとあるような土地に住んでいると、高低差があるところはつくづく空間が豊かだなあと感じる。