⚫︎ル・コルビュジエの「カップ・マルタンの休憩小屋」のすぐ近くにある、アイリーン・グレイ設計の「E1027」という住宅が、またすばらしい。
(コルビュジエが、この「E1027」に対してというか、アイリーン・グレイに対してとった態度は本当にひどくて、クソ権威オヤジ最低だな、というしかないものなのだが、この件についての詳細は面倒なのでここでは触れない。アイリーン・グレイとしては、自分(たち)のためにコツコツと作った空間をオヤジたちにブン取られて、でも戦うのは面倒なのでさっさと身を引いて、自分のための場所を別に作った、という感じなのだろうか。)
美しいモノ、美しい空間を作る造形力、そして快適な住環境を作る能力はコルビュジエよりもアイリーン・グレイが明らかに優れていると思う。だが、コルビュジエにある、空間に(メビウスの帯のような)「ねじれ」を仕込むという感覚はアイリーン・クレイにはないのかなあとは思う。
(ぼくは何にしろ「構造的なねじれ」が入っているものに無条件に惹かれてしまう。レヴィ=ストロースの神話の方程式とか交差イトコ婚とかに訳もなく説得力を感じてしまう、など。)
(コルビュジエの造形センス、色彩センスは、実は結構微妙だと思っている。それは、彼の絵画作品を観るとわかる。ただし、その「微妙さ」は、彼が常に何かしらの「ねじれ」に触れていることからくるのではないかと、ぼくは思う。その微妙な危うさをうまく捉えると、画家ジャン・ヌレの面白さが見えてくる。)
・E-1027 アイリーン・グレイ
https://www.youtube.com/watch?v=qkV1ecbihsk
・Villa E-1027 - Eileen Gray
https://www.youtube.com/watch?v=zGe5FkhUAe4
・Villa E1027 Eileen Gray / Roquebrune-Cap-Martin
https://www.youtube.com/watch?v=3exOncGuxY4&t=156s
・Crowdfunding Campaign Video: Help us restore Eileen Gray’s Modernist villa, E-1027
https://www.youtube.com/watch?v=shY6OBbIuJo