保坂和志さんと西川アサキさんが展示を観に来てくれたので、三人で(昼間から)飲んだ。この前のジュンク堂トークのつづきであるかのように、最近の宇宙論について、ひも理論系とホーキング・ペンローズ系の違い、あるいは、物質転送機で「わたし」を転送した場合、その同一性(「このわたし」が保たれるのか否か)は一般には「連続性」によって判断されると考えられるが、それもまた連続性というものをどう定義するのかに依存する、この思考実験について調べたら、論文が既に千以上もあった、というような話を西川さんが保坂さんにしているのを傍らで聞いている感じの、浮世離れした「いせや」の二階。
下のリンクは9月28日にジュンク堂で行われた保坂×西川トークの動画。
https://www.youtube.com/watch?v=XsViRcXSGrU
●西川さんが猫を飼いたいという話をしている流れで保坂さんが、今は「生体売買」は禁止という方向になってきているということを言って、「生体売買」という言葉の生々しさにちょっと驚いた。
●保坂さんから聞いた話で、具体的な場や固有名はここには書かないけど、小説家たちがいかに真面目に小説を読んでいないかというエピソードがあって、その場では半ば笑いながら「ああ、ひどい話だなあ」というくらいの感じだったのだけど、後からだんだん「いや、それはやはりあまりにひど過ぎるし、ダメ過ぎるのではないか」という気持ちが強くなってきた。
●六時過ぎに保坂さんが帰って(それでも三時間以上飲んでいた)、その後、西川さんと行った水タバコの店。