2019-05-09

●名古屋See Saw gallery + hibitでの井上実展のトークでどんなことを話そうかと考えていて、この日記に、思いつくいくつかの単語で検索をかけてネタを探した。自分で書いたことの多くを忘れているので、あるところでは、自分で書いたとは思えない感じで、へえと感心しながら面白く読み、また別のところでは、あまりに無内容で、つまんねーな自分、と思ったりする。

(井上実の作品について、過去の自分は何と言っているのかを探すのと同時に、それと関係しそうな別のいくつかの単語で検索していたら、なぜか、グレアム・ハーマンについて書いた部分がたくさん引っかかってきて、ハーマンの読解について整理し直す、みたいな結果にもなってしまった。そして改めてハーマン推しを自覚する。)

三人でのトークなので、話がどういう風に転がるのかはその場にならないと分からないから、使えそうないくつかのネタを用意することと、自分としては最初に「この話から入る」というとっかかりだけを決めようと思う。

とりあえず最初に、道元の「正法眼蔵」を引きつつ「(図と地の)地にはスケールがない」という話をして、そのことと井上実の絵画の特異性とがどう繋がっているのかという話を提示しようという、そこまでの作戦は立てた。

See Saw gallery + hibit 「井上実展」

http://www.seesaw-gallery.com/exhibitions/2019/1335