2019-06-01

●ずっと束縛されていた用事がなんとか終わった。あとは、これを送り返せばよい。

●前に清水高志さんが「南方熊楠が、夢は見ている人の正面に見えるが、幽霊は垂直に立っていると言っている」と言ってたけど、ここで「夢」というのは(小鷹研理さんが研究しているような)いわゆる幽体離脱的な現象だと言っていいと思うけど、「幽霊」というのはどういうことなのだろうか(幽体離脱とどう違うのか)

記憶違いでなければ、確か『しんせかい』(山下澄人)に、寝ている自分の足元に自分が立っていて、立っている自分が寝ている自分を見ているのを、見られている(寝ている)自分が感じている、みたいな記述があったと思うのだけど、「垂直に立っている」幽霊というのは、そういう感覚なのだろうか。

「幽霊」ということは、時間的なズレがあるということか。夢(幽体離脱)において自分を見ている自分と見られている自分は同時に存在しているけど、垂直に立つ「幽霊」として自分を見ている自分は、今ここにいる自分とは違う時間に存在しているという感じだろうか。

そもそも幽霊は自分じゃないのか。