⚫︎RYOZAN PARK 巣鴨で、小鷹研理さんとのイベント、「自分(でない自分)に神経を通す」。小鷹さんのお子さんの活躍もあって、トーク前の体験会からすごいいい感じの雰囲気だった。トークの内容については、アーカイブの販売があるので(とても面白いと思うので)ぜひ買ってください。
下は、小鷹さんのお子さんと遊ぶ、いぬのせなか座の、なまけさんと鈴木一平さん。
— 山本浩貴(いぬのせなか座) (@hiroki_yamamoto) 2024年9月24日
⚫︎「即錯」の体験から。
「幽霊との対面」。これは自分一人でやってみた時にはどうしても感じがわからなかったが、他人の手と並べてやると、「おおっ、この感じか」とすぐに実感できた。帰ってから、一人で再現しようとしてみて、指だけでなく、半分くらい「手の甲」も一緒に擦ると、(かなり弱いが)ある程度は一人でも感じが再現できた。
『身体がますますわからなくなる』第4章で取り上げている、新しい即錯『幽霊との対面(Facing a Ghost)』の映像を公開しました。自分の身体に「他人」として出会い直すための簡単な実践です。https://t.co/JzvlwAg538 pic.twitter.com/cPNMIV7SZe
— 「」kenrikodaka.as (@kenrikodaka) 2024年7月22日
スライムハンドは、予想していた感じよりも、数倍長く伸びる感じだし、思っていたより感触がずっと生々しい。終わったあとにも「手が変形した感じ」がかなり長く残る。スライムがなくて、何もないところで空を切る感じでやっても皮膚が伸びる感じがあるし、なんなら何もないほうが生々しいかもしれない。しかし、スライムがあると、手の「質感」までも変化したように感じる。
「ブッダの耳」もびっくりするほど長く伸びる感じがある。ただ、耳の場合あまりに易々と伸びるので、手の甲の皮膚よりは「身体変容」感は弱いかもしれない。
耳たぶが20cm伸びた? すぐに体験できる不思議な感覚「ブッダの耳錯覚」 名古屋市立大が考案 https://t.co/PyB78RwfkD 片方の手で相手の耳たぶを掴み軽く引っ張ると同時にもう片方の手で耳たぶが伸びたかのようなパントマイムを行う。これにより耳たぶが伸びたような感覚を与えることができる。 pic.twitter.com/BNZqS2yB5L
— Seamless (@shiropen2) 2024年8月15日
「薬指のクーデター」。これも本当に指が伸びる。え、どういうこと、と思う。
⚫︎「Drummed Head:HMD空間における頭部の中動態的な離脱体験」加賀美 果歩(名古屋市立大学大学院)、鈴木 剛(HOYODO)、小鷹 研理(名古屋市立大学大学院)
自分の頭部がぽこっと前に移動する感覚と、頭部が後ろへ吹き飛ぶ感覚。強く叩きつけると、大きく後ろに飛ぶのだが、中途半端な力だと、頭がゴロッとと落ちて、机の端にぶつかったりしてから、床にドスンと落ちたりもする。後者の方が、「自分から自分がこぼれ落ちていく」感が生々しい。
後ろへ勢いよく飛ばされた時に、飛ばされる前に自分がいた場所に、まだ「自分が残っている」感じがかなり濃厚にある。この感覚は、フルボティ・イリュージョンとも、幽体離脱とも、ちょっと違う感じなのではないか。自分が自分から分離させられる感じ。