2017-06-01から1ヶ月間の記事一覧

●双葉社からマンガの本が送られてきた。なぜぼくのところに…、と思ったら、巻末に作者と保坂さんとの対談が載っていて、保坂さんが編集者にぼくのところにも送るように言ったらしい。『やれたかも委員会』(吉田貴司)。とてもおもしろかった。 委員会を訪れた…

●国立新美術館のジャコメッティ展は、ジャコメッティの様々な側面を多角的にみせようとしているのは分かるのだけど、それによって一つ一つの側面のツッコミが足りない感じで、やや散漫であるように思われた(特に絵画作品については、スケッチやリトグラフば…

●コーネリアスのこの動画、すばらしい。なんという感覚。裏と表がわからなくなり、近いと遠いがわからなくなり、上と下がわからなくなる。そして、視点も、横に動いているのか、上下に動いているのか、よくわからなくなる。Cornelius 『夢の中で』 " In a Dr…

●非常に興味深い。「365日食べられる究極の普通味!?200円カレーを提供する「原価率研究所」とは?」(ニューアキンドセンター) https://new.akind.center/201706/genkaritsu/ 《うちの社長が福島で東日本大震災を経験して、新潟に引っ越した際に地元の方々…

●同じ年齢(同じ年生まれ)の有名人の現在というのは、なんとなくちょこちょこ気になる。原田知世 35周年記念アルバム『音楽と私』から「ロマンス」。 https://www.youtube.com/watch?v=4-qZnKNMg24 『I could be free』から、もう二十年経つのか。「ロマンス…

●テトラレンマについて考えてみた。問題をシンプルにするために、第一レンマを「すべては実在する」、第二レンマを「すべては実在しない」、第三レンマを「すべては実在し、かつ、実在しない」、第四レンマを「すべては実在するのではなく、かつ、すべては実…

●今期のアニメで、今になって観はじめているのだけど、『クロックワーク・プラネット』が面白い。スチームパンクならぬ、クロックギアパンクという感じ。テクノロジーのすべてが歯車仕掛けになっていて、電磁気的な技術が禁止されている世界。地球自体も歯車…

●立教大学で、ステム・メタフィジック研究会。『作家、学者、哲学者は世界を旅する』(ミシェル・セール)を読む。午後六時から十二時まで、間、十分の休憩が一度あっただけ。で、また、終わった時点で既に帰れる電車がない。 いろいろ刺激的だったのだけど、…

●すごい夕焼けだった。一応、写真を撮ったけど、ぼくの携帯カメラのスペックでは色の再現性が全然ダメだった。 ●ステム・メタフィジック研究会のために、『作家、学者、哲学者は世界を旅する』を改めて通して読んだ。以下、メモとして引用。 ●アニミズムは変…

●お知らせ。けいそうビブリオフィルで、「虚構世界はなぜ必要か?SFアニメ「超」考察 第20回 人間不在の場所で生じる人間的経験/『けものフレンズ』」が公開されています。 http://keisobiblio.com/2017/06/21/furuya20/ 今回は、スピルバーグ、ヴィヴェイロ…

●図書館の帰り、ファミレスで本を読んでいたら、隣の席の高校生(おそらく高校一年生)の二人組が、中学の時は良かった、中学時代が懐かしいという話をしきりにしていた。電車のなかとかでも、高校生が中学時代を懐かしんでいる会話を聞くことは多いように思う…

●『独裁者のためのハンドブック』(ブルース・ブエノ・デ・メスキータ、アラスター・スミス)を読み、『タックスヘイブンの闇』(ニコラス・シャクソン)を読み、そして『貧乏人の経済学』(アビジット・V・バナジー、エステル・デュフロ)を読むと、きっとその先…

●ベクショニズムは、8B33とプロジェクト名を変えて進行中。VRから暗号通貨までを含んだ大きい構想の話になっていて、秘密のことも多いので、詳しいことはあまり書けない。で、8B33の会議を、二回に一回は、スカイプとMilanoteを使ってオンラインでやっている…

●以下の話は飲み屋の雑談レベルの思いつきで、検証したわけではないから間違っているかもしれないことをことわっておく。 科学革命は16から17世紀にはじまった。ガリレオ・ガリレイは「宇宙は数学という言語で書かれている」と言ったという。この認識こそが…

●清水さんがツイッタ―で、セザンヌについてとても面白いことを書いているのでメモしておく。 https://twitter.com/omnivalence?lang=ja 《自然を円錐、球体、円柱の集まりとして捉えよ、とセザンヌは言ったが、これは何を意味しているのか。平面に描かれた球…

●『けものフレンズ』についていろいろ考えていた。これって、モロー博士のいない『モロー博士の島』でもあり、同時に『モレルの発明』でもあり、パースペクティブ主義的であり、そして、スピルバーグの『A.I.』のような味わいもある。 かばんは、ヒトではな…

●今の季節はもう、風にあたっているだけで、空気が肌に触れている感触だけで十分に気持ちいい。外を歩いていても、窓を開けて風が通るようにして昼寝していても。でも、こういう時期はほんとに短い。 ●「盛るとのるソー」(このタイトルの意味をぼくはまった…

●「モノとディスプレイとの重なり」(水野勝仁)を読んではじめて知ったのだけど、小林椋という人の「盛るとのるソー」という作品が無茶苦茶おもしろい。 「モノとディスプレイとの重なり」第九回 http://themassage.jp/monotodisplay09/ 小林椋の作品 http://…

●引用、メモ。ブログ『ソウル・ハンターズ』を読む、「人間―動物の変容(第5章)89-94頁」、「動物でもなく、動物でもなくはない(第5章)94−97頁」から。 ●まず、「人間―動物の変容(第5章)89-94頁」から。 https://ameblo.jp/soulhunters/entry-122764129…

●ホログラフィック原理についての話を聞いた。ホログラフィック原理と言えば思いつくくのがブラックホールと熱力学の第二法則との整合性についての話だ。ブラックホールに呑み込まれたものの情報はこの宇宙から消えるから、宇宙全体としてエントロピーは決し…

●引用。メモ。ブログ『ソウル・ハンターズ』を読む、「経験上、自己であり他者でもある身体(第3章)62‐70頁」より。一をつくるには二が必要、「私でなく、私でなくもない」ものとしてのわたし。 https://ameblo.jp/soulhunters/entry-12272887644.html 《言…

●コーネリアス、すばらしいな。『いつか/どこか』 https://www.youtube.com/watch?v=Zi4yYCL2reU ●今回のコーネリアスのMVは、ちょっと『Rez』っぽい感じ。以下は、『Rez』のプレイ動画。 https://www.youtube.com/watch?v=ALK_5MhsNQE ●すばらしい。トーク…

●ここ二、三日で近所の田んぼが水を張りはじめた。 ●昨日の日記で書いた保坂さんの「こことよそ」について、ふと、「谷崎潤一郎全集の月報にエッセイを書いた」ということがフェイクであるという可能性もあるのではないかと思い、「谷崎潤一郎全集 月報 保坂…

●保坂和志「こことよそ」(「新潮」2017年6月号)。保坂さんの小説にサチモスが出てきた。 この小説は、明るさとか幸福についての小説でもあると思った。そして、その明るさや幸福は過去のもので、思い出すことによって改めて気づくようなものだ。それは八十年…

●一息ついたので小説を読んだ。古川真人「四時過ぎの船」(「新潮」2017年6月号)。新潮新人賞後の第一作。受賞から半年とちょっとで第二作というのはいいペース。あまりにも素晴らし過ぎる「縫わんばならん」に比べるとやや弛緩した感じだし、上手くいってい…

●大変だった用事をようやく終えて脱力している。 ●小鷹研理さんの研究。「手の位置感覚が「手の影」に引き寄せられることを発見」(PDF) http://www.nagoya-cu.ac.jp/about/press/press/release/files/20170525/290525.pdf 何をやっているのか一目で分かる映…

●『タックスヘイブンの闇』によると、第二次大戦後から七十年代中盤までは資本主義の黄金時代であり、先進国だけでなく途上国も順調に経済成長していたが、それ以降、先進国と途上国との格差、そして先進国内での格差が拡大するようになった、と。 《一九四…

●木星とディープラーニングは、なんとなく似ている。 大迫力!NASAの探査機が撮影した木星の台風(ガラバゴア) http://karapaia.com/archives/52240148.html 人工知能の「学習プロセス」を視覚化すると美しい図柄があらわれた(WIRED) http://wired.jp/2017/02…

●五月に撮った写真、その二。

●五月に撮った写真、その一。