●昨日からずっと起きていて、眠る前に、直しを終えた初稿ゲラを郵送する。昼前に寝て午後に起きる。ここのところずっと気合い入れてやってきた反動なのか、今日は終始へろへろ。書評の原稿を書いたけどイマイチな感じ。これは締め切りがまだ先なので、もう少し考えてみることにする。何日かぶりに散歩をする。すこしだけ雨に降られる。展覧会の案内状の宛名宛先をだらだらと書く。今日書いた百通ちょっとの分をポストに投函。
青土社のサイトの近刊案内のところにもう出てるみたいなので、本についてもう少し詳しく書く。タイトルは『世界へと滲み出す脳/感覚の論理、イメージのみる夢』(「世界へと滲み出す脳」というのは収録されているリンチ論のタイトルでもある)。値段は2600円+税(2730円)。ちょっと高いかなあと、自分でも思う(2200円くらいにしたかった)。
内容は、以下。第一章、「イメージをめぐって」。1.リンチ論、2.ホラー映画論(清水崇高橋洋黒沢清)、3.演劇について(ほぼ、中野成樹について)、4.映画のなかの絵画(ルノアールストローブ=ユイレ吉田喜重)。第二章、「絵画をめぐって」。1.レオナルドについて、2.岡崎乾二郎論、3.岡崎論補論、4.小林正人論、5.横尾忠則マティス。第三章、「男の子、女の子、の方へ」。1.『ウテナ』『フリクリ』論、2.米澤穂信について、3.大道珠貴について、4.橋本治『ふしぎとぼくらはなにをしたらよいかの殺人事件』論。なお、各章のなかでの収録の順序はかわるかもしれない。
偽日記を読んでいる人なら、目次をみただけで、だいたいどんなことが書かれているか予想がついてしまうと思うのだけど、それでも、それなりの長さをもった文章としてまとめることで、「ネタ」としては日記とあまりかわらなくても、そこになにかしらのジャンプがみられるのではないか、と期待している。