2020-03-13

●坂中さんが書いていることに、とても納得した。「この瞬間とさっき」(at-oyr)。

https://ryo-ta.hatenadiary.com/entry/2020/03/11/000000

《(…)もしかしてジャズにおけるアドリブというのは、各人が自由に個性を発揮するためにあるのではなくて、各人が時間をずらしながらお互いに呼応するための、本来なら同時に体験されるべきことをあえて分解してやり取りを時系列に配置することで、本来の対話を聴いた者の脳内に再現させるためにやることなのかもしれないな…などと思った。》

《「この瞬間が最高だ」とか「この流れがすばらしい」と感じるとき、それは単独ですばらしいわけではなくて、そう思わせるに至った別のきっかけが必ずあったはず。音楽はいま聴いている個所が過ぎたら、もう次の個所へ移ってしまうのだが、すべてが混ざり合うわけでもなく、すべてが単独でばらけているわけでもなく、不思議に混ざり合ったり分離し合ったりしながらゆっくりと消失していく。その感じを「良い」と言ってる。》