2009-03-01から1ヶ月間の記事一覧

●風邪の症状が一番酷かったのは昨日の夜中で、ちょうど「飛び出せ、科学くん」を観終わった頃から朝方までで、その間は苦しくてろくに眠ることも出来ず、観たくもないテレビの通販番組を眺めつつ、短く浅く眠っては悪夢で目覚めることを繰り返す。朝方、五時…

●後頭部から背中にかけて凝りがひどくて、こういうのはだいたい風邪の前兆なんだよなあと思っていたが、昨日までの寒さが和らいだ川沿いの道を、体をほぐす感じで散歩していたら凝りは随分と楽になり、それどころかだんだん絶好調みたいな感じになってきて、…

●近年に書かれたまったくタイプの異なる二つのすぐれた「東京小説」の一部を、タイトルも作家名もなしで並べてみる。 (1)《鳴海くんはわたしの顔をしばらくじっと見ていたけれど、高校のときに呼んでいた呼び方で呼んでみたりもしなかったし、ずっとしゃべら…

●銀座の藍画廊(前にギャラリー21+葉があった場所に移転した)で、小林聡子展。 絵具が入っていた箱、ワイングラスがはいっていた箱、ポットが入っていた箱、お菓子が入っていた箱など、商品が梱包されていた、厚紙で出来た箱に、油絵具で彩色し、乾燥したら…

●新宿のphotographers’gallery(http://www.pg-web.net/)で、上田和彦×永瀬恭一による、二回目の「組立」展がはじまっています(http://d.hatena.ne.jp/nagase001/20090122)。ぼくは今回の「組立」にはまったく関係していませんが、この機会に、前回参加した「…

●原稿のために、ある小説家の一番あたらしい本に収録されているなかの、一番長い小説を読んだ。雑誌に掲載された時にも読んでいるから二度目だが、あらためてじっくり読んで、そのあまりのとんでもなさに、あらためてびっくりする。そこに書かれている内容は…

●本棚から久々に「GS」(ゴダール・スペシャル)を取り出してパラパラみていたら、樫村晴香の文章(「革命の諸要素」)が載っていて、しばらく、没入して読み込んでしまった。この文章はゴタールについて(ゴダールをめぐって)書かれている。ぼくが知る限りで、ゴ…

●『ORIGINALITY』『ララバイ』(柏田洋平)をDVDで観た。フィルモグラフィ(http://www.y-kashiwada.com/works.html)をみると、初期は普通に女性の出て来る映画もつくっていたみたいだけど、最近作の『ORIGINALITY』、『ララバイ』、『ヒネモステ』では、女性の…

●映画作家についての原稿、最後までゆく。約26枚。何が書けるのか途方に暮れていたが、思ったよりは書けた気がする。すこし寝かせてから推敲するつもり。この原稿を寝かせている間にも、以前にまとまった作家論を書いたことのある小説家の最新作についての原…

●散歩にもいろいろ種類や質の違いがあって、目に入ってくるもののいちいちが新鮮に感じられたり、積極的に馴染みのない道を選び、いままで通ったことのないルートを探ろうという意欲に満ちている時もあれば、いつもの道をなんとなくぼーっとただ歩くという時…

●茅場町のgallery Archipelagoで映画作家の川部良太さんの作品の上映(「どちらでもない場所で」川部良太映画個展http://www.archi-pelago.net/exhibition/exhibition_next.html)があり、終了後のトークイベントに呼んでいただいて、話をした。客席に、予備校…

●千歳烏山のstudio GOOで、「神村の手塚と手塚の神村」。15時からの回。住宅街のなかにある普通の住宅みたいな建物の玄関を入ると、二階分吹き抜けになった小さなスタジオがあらわれる。高いところに二カ所、窓があってカーテンがかかっていて、その窓が網戸…

●明日、明後日と出かける予定なので、映画作家についての原稿を、なんとか今日じゅうに書き出してしまわないと、書き出しそびれてしまう。今日じゅうに書き出さなければ、という胃に重たいプレッシャーとともに、朝、目が覚める。文章を書くのに、なにより書…

●ある映画作家についての原稿をそろそろ書き始めなければならないのだが、なかなか書けそうな感じにならない。様々なことを、一本の線としてつなげる糸口が掴めない。これ以外にも、四月十日前後までに書く約束をしている原稿がふたつあるので時間もあまりな…

●あたたかくなると、散歩の時の歩く速度がぐっとゆっくりになる。 ●一駅隣りのツタヤまで、近所のツタヤになかったDVDを探しに行った。その店は、もともとけっこうマニアックな品揃えのレンタル店だったのがツタヤに吸収された店で、ずいぶんツタヤっぽくな…

●銀行へ行ってお金をおろし、昨日注文した本の料金を振り込んで、次に水道局で下水道代、東京電力の窓口で電気代の、それぞれ滞納分を支払う。両方とも、19日までに払わないととめるとか言うんで。そのままツタヤへ行って、借りていたDVDを返して、また借り…

●酒の量が大幅に減ったせいか、時々、からだが強烈に甘いものを欲しているのを感じることがある。スーパーで買い物している時、衝動的に和菓子やクッキー類を沢山買ってしまい、帰ってそれをむさぼるように食べたら、後で気持ちが悪くなった。 ●原稿のために…

●雨のなか、土日でも窓口が開いている郵便局まで傘をさして行く。久しぶりに通る道。急な階段を下り、大きくカーブする比較的広い道から、蛇行する狭い小道に入る。湿った地面。鈍い光のなか、空き地の生えるまだ枯れた草が黄金色のように輝いて見える。そこ…

●21日のトークイベント(http://www.archi-pelago.net/exhibition/exhibition_next.html)の打ち合わせというか、顔合わせとして、川部良太さんに地元まで来ていただいて、話をした。撮影にまつわる面白いエピソードなどが色々聞けて、これならトークもネタに…

●今日も半分は寝込んでいた。昨日は夕方、ちらっと外に出たものの、ほぼ丸2日ずっと部屋で横になっていたので、いいかげんうんざりして、まずヒゲを剃って、天気もよかったし、昼頃に、二時間強、ゆっくりと、おそるおそる、まるで杖をついて歩くおじいさん…

●昨日の上半身につづいて、今日、下半身が発見されたという、カーネル・サンダース人形の回帰は、ぼくにとって、とても気持ちの悪い出来事だ。85年という年は、阪神の優勝だけでなく、(ぼくと「同学年」である)清原・桑田のドラフトのあった年であり、もっと…

●このところアルコールの量が飛躍的に減っていて、酔っている時間が少なくなった分、絵を描いたり、本を読んだり、DVDを観たり、この日記をちょっと時間をかけて書いたりする時間に出来るのだが、それらは全て目に多くの負担を強いる行為で、その疲労(ツケ)…

●『彼方からの手紙』(瀬田なつき)をDVDで(「東京藝術大学大学院映像研究科第二期生修了作品集2008」)。確かにこれは驚くほどすごくよく出来た映画だと思う。でも、ぼくには、観ている間じゅうずっと、どこか「気恥ずかしい」という気持ちが抜けなかった。特…

●お知らせ。3月21日(土)、22(日)に、茅場町のgallery Archipelago(http://www.archi-pelago.net/main.html)で、映画作家の川部良太さんの作品が上映されるのですが(どちらでもない場所で 川部良太映画個展)、その21日の上映終了後のトークイベントにゲストと…

●昨日描いたのと同じ感じで、キャンバスにクレヨンでもう一枚描いてみた。昨日は、F40(100×80センチくらい)というちょっと大きめのキャンバスだったが、今日はS10(53×53センチくらい)という小さめの、スクエアのキャンバスに描いた。二枚並べてみて、昨日よ…

●昨日の興奮からか、夜中に近い早朝に目が覚めてしまい、しかも唐突に思いつきで絵を描きはじめてしまう。普段やっていることと、またちょっと別な感じで、キャンバスにクレヨンでぐりぐりと描く。これが良いのか悪いのか、自分が何をやろうとして、どこに向…

●恵比寿ガーデンルームに、東京芸術見本市・インターナショナルショーケース(神村恵、鈴木ユキオ、手塚夏子)を観に行った。神村恵のダンスはとても面白いのだが、一体、それの何処が面白いのか、何故ぼくはそれを面白いと感じるのか、が、ぼくにはまだよく掴…

●税務署まで歩いて行く。最短距離を歩けば三十分ちょっとで着くが(そもそも電車に乗れば五分だが)、遠回りして一時間くらいかけて行き、帰りもまた、別の道を通って、一時間くらいかけて帰った。小学生の時、歯医者に行きたくなくて、すっごく遠回りして帰っ…

●これを書き始めた今の時点(四日の午前一時をまわったくらい)で、というか、パソコンの前に座るちょっと前に外に出て確かめてみたのだが、雪はもうほぼ降っていなくて、屋根の上や自動車の上などに白く積もっているくらいで、地面にはほとんど積もらないまま…

●河川敷の砂利道を歩く。風が強く、冷たい。砂利を踏みしめる感触。ジャッ、ジャッという音。後ろから、シャリシャリシャリという音が少しずつ近付いてきて、自転車に追い抜かれる。音によって、自転車に追い抜かれることは既に予期しており、軽く待機の姿勢…