2016-08-01から1ヶ月間の記事一覧

●渋谷ヒカリエへ、シンポジウム「終わらないアートを始める。−-人類史とその他の時間のために-−」(池田剛介/木内俊克/上妻世海/高田優希/平野利樹/松本望睦/涌井智仁)を聞きに行く。ぼくは、座って人の話を黙って聞いているのは二時間くらいが限界なの…

●ぼくは基本的には左利きだけど、矯正された左利きだ。箸は右手で持つ。絵は左手で描く。文字は、左右どちらでも書ける。 ふと思っただけだけど、矯正された左利きは、形式(抽象)主義的な傾向をもちやすいのではないか。右と左という価値(自然に選択される扱…

●JRの最寄りの駅から歩くと家まで4、50分かかる。歩く時いつも通る道の一部が、小学生の時に自転車で図書館に行く時にいつも通った道と重複している。地元に越してすぐは、その道を通る度に多少の「懐かしさ」のようなものを感じていたが、今では日常的によ…

●二、三日前に、南鳥島の海底に貴重なレアアースを含んだ鉱物資源が大量に発見されたというニュースをみたのだけど、早速「サイエンスゼロ」でその特集をやっていた。 ●直径10センチくらいに成長するのに数千万年以上かかるというマンガンノジュールやレアア…

●『スーサイドサイドカー』(鎮西尚一・那須千里)をDVDで観た。このDVDは鎮西さんから頂いたもので、ソフト化はたぶんされていない(クレジットがないので、どういう経緯でつくられたものなのか分かってません)。 ぼくとしてはこの映画はツボにはまりまくりで…

●穴の空いた絵画、あるいは、台紙のない貼り絵。 一枚目と三枚目は、厚紙を台紙的な感じに用いているけど、台紙の方も破かれていて、連続性がない。通常、色紙と色紙とを台紙が繋げる。つまり、台紙が色紙の配置を可能にする地となるのだけど、ここではそも…

●『誘惑は嵐の夜に』(いまおかしんじ)をDVDで。すごく良かった。しかし、突出した細部のようなものはない。お話はありきたりだとも言えるし、すごい演出がなされているわけでもないし、驚くべき演技があるわけでもない。あらゆる要素が普通だ、とも言える。…

●お知らせ。勁草書房のウェブサイト「けいそうビブリオフィル」で連載している「虚構世界はなぜ必要か? SFアニメ「超」考察」の第七回、「仮想現実とフィクション 『ソードアート・オンライン』『電脳コイル』『ロボティクス・ノーツ』(2)」が公開されていま…

●池田剛介さんのテキスト、すごく面白い。「グローバル時代に「作品」は可能か?(下)」 https://madcity.jp/note10_ikeda/ ●確かに、赤瀬川原平の「千円札」はプロトタイプだと言えるし、「宇宙の罐詰」は、掌にのるような小さなオブジェクトによって宇宙…

●台風のあとの川

●虹がでていた。

●「ポコラヂ」というインターネットラジオのアーカイブ映像を観た。話されている内容が面白いというのも勿論あるのだけど、何より、この「カメラに対する態度」に衝撃を受けた。こういうカメラへの態度もアリなんだな、という驚き。こういう映像は他では観た…

●『ヴィレッジ・オン・ザ・ヴィレッジ』上映終了か。座席数84席の小さい劇場で、一日に一回だけ上映される映画の感想が、こんなにたくさんツイッタ―にアップされているというのは、かなりすごいことなのではないか。観ると、何か言いたくなり、人に勧めたく…

●これ、すごいな。「相対性理論応用 標高差の精密測量に成功 世界初」(NHK NEWS WEB)。 http://www3.nhk.or.jp/news/html/20160816/k10010637291000.html 無茶苦茶に精度の高い時計を使って、時間の流れる速さの違いを測定することで、標高差を割り出すこと…

●イベントとして特別上映されるcore of bellsの短編映画を観たかったということもあって、新宿K's cinemaへ『ヴィレッジ・オン・ザ・ヴィレッジ』をもう一度観に行く。ロビーには人がいっぱい。満席で、観られなかった人もいるという。この映画は繰り返し観…

●台風が近づいている。山の木々も、ごうごうと音を立てて風に揺れている。

●「「オブジェクト」はわれわれが思う以上に面白い」(エリー・デューリング、清水高志、柄沢祐輔)で強く興味を惹かれるのは、「メタ・スタビリティ」という話だ。ぼくにとっては、プロトタイプと言われるよりも、メタ・スタビリティと言われた方が分かり易い…

●「「オブジェクト」はわれわれが思う以上に面白い」(エリー・デューリング、清水高志、柄沢祐輔)でエリー・デューリングが、相対性理論から「トポロジカルな同時性」という概念を導いている。「同時」というものをどう考えるのかは、とてもヤバい(重要な)問…

●大きくて、雑な話。この世界を、論理のレイヤー、物理のレイヤー、情報(あるいは記号)のレイヤーという、三つのレイヤーで出来ているものと考えるとする。この時、論理のレイヤーを支配しているのは論理であり、物理のレイヤーを支配しているのは法則と計算…

●昨日は、新宿K's cinemaで『ヴィレッジ・オン・ザ・ヴィレッジ』の上映後のトークに出た。それで、トーク前にこの映画をはじめて劇場で観た。この映画については、DVDで既に三回くらい観ているのだけど、劇場のスクリーンで観たら、ええっ、こんな映画だっ…

●お知らせ。明日、8月12日の東京新聞、夕刊に、ICCでやっている、オープン・スペース2016 メディア・コンシャス展の、谷口暁彦「私のようなもの/見ることについて」について書いた記事が掲載される予定です。 ●おお、とうとうこれが読めるのか。「「オブジェ…

●お知らせ。11日に、新宿K's cinemaでレイトショー公開中の映画『ヴィレッジ・オン・ザ・ヴィレッジ』の上映後のトークに出ます。監督の黒川幸則さん、脚本の山形育弘さんと話す予定です。 この上映は、初日から楽しそうなイベントがつづいているみたいです…

●以下の引用は『少年と川』(アンリ・ボスコ)より。 《ただ、そういうことはおかまいなしに、この日光とそよ風に満ちた午前、軽い四枚の船板に乗って水面をただよっていると、いきいきした幸福感、ほんとうの幸福感がぼくをいっぱいにした…… そのしあわせを、…

●リヴェットの『彼女たちの舞台』を観に早稲田松竹まで行きたかったけど、用事が済まなくて行けなかった。観たかった。 https://www.youtube.com/watch?v=e5OqzmADeD0 追記。『セリーヌとジュリーは舟でゆく』のハイライトとも言える場面がYouTubeにあった(…

●夏になると、なぜこんなに麦茶が美味しいのか。 ●昨日に引き続いて川日和。

●川日和。 (『ヴィレッジ・オン・ザ・ヴィレッジ』、公開初日だったんだな…)

●昨日は、アラタニウラノで坂本夏子展も観たのだった。とても面白かった。 形が歪むのではなく、空間そのものが歪む。さらに、異なる歪み方をした複数の空間が、一つの画面の上に重ねられる。この時、それぞれに異質であるはずの「歪み方の異なる空間」たち…

●東京ステーションギャラリーの「UBSアート・コレクションより」は、ぼくにはあまりぴんとこなかったけど(ルシアン・フロイドのどこがいいのかさっぱり分からない、こういう絵を描く美大受験生って昔いっぱいいたよね、とか思うだけだ)、ホックニーのジョイ…

●お知らせ。勁草書房のウェブサイト、けいそうビブリオフィルに「虚構世界はなぜ必要か? SFアニメ「超」考察」の連載六回目、「仮装現実とフィクション 『ソードアート・オンライン』『電脳コイル』『ロボティクス・ノーツ』(1)」がアップされています。 ht…

●noteで、「潜在的な視線のネットワーク/ s-house (設計・柄沢祐輔)について」を公開しました。初出は、「新建築 住宅特集」の2014年6月号です。そして、「s-house」は哲学者、清水高志さんの自邸です。 https://note.mu/furuyatoshihiro ●七月に撮った写真…