テレビを観ていて思ったこと。最近の香取慎吾は、かまやつひろしに似ている。(帽子のせいか ? )
友人の展覧会を観るために西新井まで行く。遠い、遠い、遠い。でも、地下鉄日比谷線が、地上に出たあたりの、大味でざっくりした下町的な空間が、しばらくして、川を渡った頃から、ちまちま、ごみごみした下町的空間に変化して行く様を、電車の窓から観られたのは、面白かった。ちょうどその時、ポータブルMDで、椎名林檎の「 本能 」がかかっていて、それを聴きながら下町の風景を眺めていると、何故か、ああ、日本というのはこういう場所なんだなあ、と、訳の分らない納得の仕方をしてしまう。
西新井の駅周辺は、凄い人混み。しかも、ほとんど家族連れ。子供がごちゃごちゃいる。子供に足元に纏わりつかれたり、ズボンを引っ張られたり、こういう感じの人混みは慣れてないから、進むのが大変だった。
展覧会については、ノーコメント。悪口は、直接本人に言います。
移動中、電車のなかで、くるり椎名林檎小沢健二モーニング娘、というラインナップの恥ずかしいJ-POP特集をMDで聴きながら、斎藤美奈子の「 妊娠小説 」に、ざっと目を通す。なんで今までこの本を読まずにいたんだろうか。渡辺直己の「 日本近代文学と<差別> 」とか「 不敬文学論 」とかって、「 妊娠小説 」が発想のヒントになったんじゃないのかなあ、なんて言うと怒られるかも。面白くて、スラスラ読めてしまうもんだから、飛ばし読みしてしまいがちだけど、もうちょっとじっくりと読んでみよう。斎藤美奈子という名前は、いろんな所でちらちら目にしていたにもかかわらず、あまり気にもとめていなかった自分の認識の至らなさを反省します。
モーニング娘は、サウンドとしては70年代(+アジア系ポップスの味付け)なんだろうけど、80年代的なものの、最後の大爆発という感じもする。「 LOVEマシーン 」「 恋のダンスサイト 」の2曲を聴くと、ぼくはバブルの絶頂期に流行った、時任三郎の「 24時間闘えますか・・ 」というリゲインのCFソングを思いだしてしまう。「 女の子はいつも恋愛で闘ってるのよ・・・」みたいな、下品でアクティブでパワフルな感じ。こういうのは決して嫌いではないけど、そろそろいい加減にしてほしい、という気がしてしまうのも確か。まあ、でも、そんなことをぼくが言っても何の意味のない訳ですね。
昨日届いた個展のDM。印刷の発色があまりに悪くて、ひどく落ち込む。こんな絵、描いた憶えねーぞ。こんなの出すの、嫌だなあ。