08/02/01

●今日発売の「風の旅人」Vol.30に、ぼくの書いた「ないものの(頭の中での)存在」という文章が載っています。あと、Vol.18から二年間、13回つづいたこの連載「現代生活の中の絵画」は、今回で終了することになりました。
●一駅先のヨドバシカメラまで歩いて行って、デジタルデータをプリントして(プリンターを持っていない!)、その近くの無印良品でファイルを買って、また一駅分歩いて帰ってくる。人に見せるための作品ファイルをつくる。ぼくは、こういう工作的な仕事がひたすら面倒くさい。(一駅分歩くのは全然面倒ではない。)プラモデルとか、夏休みの宿題の「創意工夫」とか、きちんと完成させたことがない。しゃれたレイアウトなんかにもあまり興味がない。自分で絵を描くための木枠やキャンバスさえ、出来ることなら人に頼んで組んだり張ったりしてもらいたい。しかし、面倒でも微妙なところで自分じゃなければ分からないことがあるので、仕方なく自分でやるしかないのだが。でも、全部自分でやるというのは、必ずしも良い事ではない。苦手なことは、それが得意な人にやってもらった方がずっといいと思う。とはいえ、外注する経済力がないので自分でやる。
●『クラナド』1~4話をDVDで。これはあまりにもキツくてついていけない。口直しに『怪奇大家族』1~4話を。これはたいへん面白い。仲良しがあつまって楽しくマニアックなことをやるという基本線をあくまでキープしつつも、商売としてもしっかり成り立つ形へ落とし込むことが出来る清水崇は、若いのに立派な、希有な人なのだなあと思う。