●お知らせ。「群像」6月号に、『神器--軍艦『橿原』殺人事件』(奥泉光)の書評を書いています。
●朝起きて、思い立って唐突に「夕日」の習作を描きはじめる。とはいえ、ぼくはいきなりキャンバスに直接描くので、「夕日」の連作をはじめた、と言うべきだろう。(最近の、キャンバスに油絵の具、あるいは、木製パネルにクレヨンというシリーズとはことなり、この作品は、以前のように、キャンバスにカラージェッソ+顔料で描くことにした。)
●最近、物忘れが酷過ぎる。本を読むために喫茶店へ出かけたのだが、着いて鞄をあけると、肝心の読むためのその本が入っていない。雨が降るかもしれないと思って入れた折り畳み傘はちゃんと入っているのに。日常生活に、こういう「穴」がボコボコあいている。完全犯罪はぜったい無理。
●走っている夢を見た。同じコースを何周も、ただ走っている。他にも、大勢の人たちが走っている。最初は足取りも軽やかだったのが、何周かするうち、息があがり、次第に足が重くなり、一歩踏み出すのも辛くなる。それでも、走っている。とうとう、まったく足が動かなくなる。呼吸も苦しい。それでも、走ろうとしている。目が覚めると、汗びっしょりで、体温は上がり、心臓がバクバクしていた。本当に走っていたとしか思えない。きっと、本当に走っていた。すごく疲れた。