●いろんなところで大雪みたいだけど、ぼくが住んでいるところでは、強風が吹き荒れてはいるものの普通に雨で、やはりこのあたりは暖かいのかなあと思った。前に住んでいたアパートのあたりではきっと雪が積もってすごいことになっているのだろうと想像する。というか想像しなくても勝手に頭に浮かぶ。この冬、本当に芯から寒いと感じたことは一、二度くらいしかない。前に住んでいたところの感じだと、体感的にまだ十一月末くらいの感覚だ。
●くまなくきちんとチェックしているわけではないけど、今期のアニメで『たまこまーけっと』以外で気になるのは、『ささみさん@がんばらない』と『ビビッドレッド・オペレーション』くらいかなあと思う。どちらも、すごく楽しみという感じではなく、ちょっとひっかかるという程度ではあるけど。
前者は、シャフトにこの辺で一度、ファンをおいてけぼりにするくらいにぶっ飛ばした「大外し」をやって欲しいという感じがぼくにはあり(シャフトは、ケレンはたっぷりあるけど実はけっこう手堅くまとめてしまう傾向がある気がする)、これはその期待に応えてくれるかもという気配がちょっとあるから。例えば押井守で言えば『御先祖様万々歳』みたいな、「あー、外しちゃったな、これ」みたいな寒い感じが観たい(『立喰師列伝』だと外しすぎ)。とはいえ、説明抜きで飛ばし気味なのはこれが一話目だからで、そのうち少しずつ設定の説明とかが入ってくると、それなりの落としどころにおさまって、なーんだという感じになるのかもしれない。あと、アニメはこれくらい「病んでる」感じが強く出ている方が好み。
化物語』のシリーズが、ほとんど「説明だけ」で出来上がっている――視覚的な「手数の多さ」も含めて、ほとんど口先だけで言いくるめような作品だと思う――のと逆をいって、「ほとんど説明抜き」でやってほしいという気もするのだけど(『偽物語』はぼくにはまったく面白くなかったけど、『猫物語(黒)』はちょっと面白かった)。
後者は、いわゆるアニメ的記憶(アニメ的ガジェット)の凝縮みたいな作風で、この凝縮性がこの先どんな風景を見せてくれるのかに、ちょっと期待したい気がする。まあでもあくまで「ちょっと」で、細部は凝縮されていても全体の図柄(構成)はすごくありふれているような気配もあり(主人公のキャラの造形とかはちょっとうんざり)、最後まで追って観ることはないような気がしている。
あと、ショートアニメの『僕の妹は「大阪おかん」』が少しずつ面白くなってきた。内容的にはありふれた大阪ネタなのだけど、それが具体的なキャラと絡むと感じがちょっと違ってくる。というか、最後の「歌」がすべて、という感じだけど。『ささみさん…』の主役の鎖々美と『僕の妹…』の主役の浪花は、声優が同じだと気付いた(どっちも兄妹モノだ)。
●ぼくはアイドルにほとんど興味がない(興味が持てない)のだけど、そのことと、アニメは好きでもアニメのキャラに萌えることがないということは関係があるような気がする。