●一日じゅう制作。うーん、ドローイングの時にあった良さ(この感じ、面白いんじゃないかという、その「感じ」)が、タブローになると後退してしまう感じがある。もう一度、ドローイングに戻って「感じ」を取り戻すべきか、タブローをつづけて、この段階を突き抜けることを目指すべきか。
たんに、筆の滑りの問題であるような気もする。油絵具の粘りと透明度、筆の堅さ、柔らかさ、キャンバス表面のざらざら感。溶き油の問題。これらによって強いられる「手の動き」の自由度。このような、こまかなパラメーターの微調整の問題なのか。それとも、もっと別の根本的な問題があるのか。