●ぼくの体にあるジャイロセンサーはあまり高性能ではなく、空間や方向の把握は視覚に大きく依存するようだ。なので、夜の暗い道では、方向や距離の感覚が狂う。近所の、毎日のように通る道でも、夜、街灯のない暗いところでは、一つ先や前の角を曲がったり、自分のいる位置が一瞬分からなくなったりする。
でもそれは、飽き飽きするような近所のよく知った場所でも、夜の散歩ならば、その空間をまったく別様に経験し、迷うことさえ可能だということでもある。冬で、すぐに暗くなってしまうこともあって、最近は暗くなってからの散歩にハマっている。
(昼間も太陽が出ることが少なく、写真が全然撮れないのだけど。)