2020-06-17

●改めて『アンナチュラル』を観直している。三話まで観た。野木亜紀子の作風が誰に似ているのか考えると、米澤穂信ではないかと思った。作風が似ているというより、問題に対する知性の行使の仕方が似ている、というのか。

野木亜紀子の書くドラマを観て「形がきれいだ」と感じるのは、その展開のさせ方が、時間的(持続)的というよりもトポロジー的だということかもしれない。サスペンスというのが持続から生まれるとすると、だからサスペンス的ではないということだろうと思う。