2020-11-07

文學界の鴻池留衣「わがままロマンサー」とても面白かった。前作(「最後の自粛」)も面白かったが、結末がやや素直すぎるというか、着地の前にもう一ひねりが必要ではないかとも思ったのだが、この作品では、展開も着地も、常にこちらの予想の斜め上をいくもので、完全にやられたという感じだった。

(この作品から連想されるものといえば、神代辰巳『悶絶!!どんでん返し』か。)