●夢のなかで経済学の講義を受けている。難しい数式、図、概念。それらをノートにとろうとしているが、講義の速度が速すぎて、なかなか追いつかないし、ノートにうまくまとめられない。こんなことでは、今聞いていることを目が覚めてから再現できなくなってしまうと思い、必死に追いつこうとしている。だけど、こちら側にはそのノートを持ってはこられないんだということを、目が覚めてから気づく。
●昨日の夜中にロバート・アルトマンの『ロンググッドバイ』をBSで放送していた。PTAの『インヒアレントヴァイス』も、リンチの『ブルーベルベット』も、もしかすると『傷だらけの天使』や『探偵物語』も、ここから生まれたのではないかと思えるような、様々な方向へと発展しうる多様なものを含んだひとつの混沌のような作品。七十年代のアメリカ映画はなんでこんなにおもしろいのか。ジョン・ヒューストンの『火山のもとで』なんかも連想された。