2000-05-01から1ヶ月間の記事一覧

ストローブ=ユイレ『シチリア ! 』

目の酷使しすぎで頭が痛い。夕方から雨。 国際交流基金フォーラムへ、ストローブ=ユイレの『シチリア ! 』を観にいった。ホールの入り口附近で、青山真治氏らしき人物がタバコを吸っていたのだけど、あれは御本人だったのだろうか。 恥ずかしい話だけど、ス…

『どこまでもいこう』『動くな、死ね、甦れ ! 』

昼頃起きて、『笑っていいとも』観ながら食事していた。中江有里が出ていて、大林宣彦に繋いだ。大林のおっさん、中江有里に『ぼくのことを思い出してくれてありがとう。でもぼくは君のことは決して思い出したりしないよ。だって、忘れたことがないから、思…

あっつい。今からこんなに暑くて、8月はいったいどうなるのか。ウチのMacはこの暑い部屋で、ひと夏を無事に越えることが出来るだろうか。心配だ。 ああ、油断しているスキに『ミニー&モスコウィッツ』が終わってしまった。『イグジステンズ』も。まあ、…

くもりのち晴れ。夜。なまあたたかい、じとっとした風が、身体のまわりにべたべたとまとわりつく。 今日、澁谷の、シネ・セゾンでやっている『オール・アバウト・マイ・マザー』の午後7時からの上映前に、浅田彰の講演があったらしいのだけど、どうしても都…

風間志織『0×0(ゼロカケルコトノゼロ)』

寝不足の眠い目を擦って、東京国際フォーラムまで『日本短編映画集(多彩・女性監督編)』を観に行く。ちょっと無理してでも観にいったのは、風間志織の『0×0(ゼロカケルコトノゼロ)』が上映されるため。84年にPFFで一度だけ観たこの映画が、ぼくが高校…

緑地へと降りてゆく。 別にわざわざ深い森や山の奥にまで入ってゆかなくても、ちょっとした緑地のなかへ行くだけで、人が感受する感覚刺激による情報量は急激に増加し、複雑化する。単純に視覚像だけをみても、様々に異なる植物たちの様々な形態や色彩が複雑…

とても気持ちのいい天気、髪を切りに行く。Tシャツ一枚でも汗をかく。美容院を出て、踏み切りの脇に立ち止って、電車が行き過ぎるのを待っている時の空気、陽の光。これが5月でしょう、という感じだった。『われに五月を』っていう寺山修司の歌集だか句集…

ゴダール『映画史』

郵便局で、国民健康保険その他、いろいろな支払い。スーパーで漂白剤を買って帰り、思いっきり溜まっていた洗濯をする。洗濯しながら、いきなり、今日は絶対ゴダールの『映画史』を観にいこうと決意する。できれば3時20分からの上映を観て、その後『オー…

誕生日。33才になったのだった。30を過ぎて3年、すっかり30代という言葉に対する抵抗がなくなってしまった。 少し暑いけど、よく晴れて気持ちのいい、いかにも5月という陽気。川沿いを歩いていると、緑の匂いが濃くなってきたような気がする。蚊に刺…

晴れているといえば晴れているし、曇っているといえば曇っている。うすーい雲が空一面を覆っている。しかしその雲は本当に薄くて、ところどころ空の青が透けて見えているし、雲を通過して、たくさんの光が地上へと降りてくる。それでも、太陽の位置はよく分…

重くどんよりと曇った空。上から蓋をされたような圧迫感。日曜の朝の電車の、弛んだような空気。でも、重く曇っているせいか、休日という、華やいだ感じはない。ガタンという電車の振動とともに、ホームへゆっくりと滑りこんでゆく。。 最近、近所では古い建…

『20世紀文化の臨界』のキーファーについての対話

細かい雨。強くなったり弱くなったり。 濡れて水をたっぷりと含んだ緑の、重ったるい色。濡れた土のにおい。枯れかけたピンク色の花が水分を吸い込んで、しんなりと下を向いて垂れ下がる。 NHK『アフリカ、ポレポレ』。薬師丸ひろ子は、だんだんと藤田弓…

ジョン・カサヴェテス『ハズバンズ』

昨日、ジョン・カサヴェテスの『ハズバンズ』を観た。これは一体何なのだ。この映画の訳の分らなさはほとんどホークスの『赤ちゃん教育』の域に達しているようにさえ思う。ここでは一定何が起こっているのか。何をどう考えて、それをどのように組み合わせれ…

蓮實重彦『藤枝静男論-分岐と彷徨』

何年かに一度は必ず読み返す、蓮實重彦『藤枝静男論-分岐と彷徨』を読んだ。ハスミの30代後半のまだ若々しい肉体の官能的な震えがそのまま言葉となって脈打っているような論文。いかに蓮實氏が優れた批評家だといっても、こういうものは一生のうちでそう何…

朝方から、いつ降り出してもおかしくないような空で、じじつ、何度か大粒の水滴が空からぽつりぽつりと落ちてきて、ああ、くるかなあ、と思うと、すぐに持ち直して止んでしまう、ということが何度かくりかえされて、午後になるとさらに雲は厚くなり、もうそ…

頭痛。バファリン。湿った空気。風がない。 近所の郵便局の隣にあった古い文房具店が、知らないうちにすっかりさら地になっていた。帰り道、遠回りして河原沿いを歩いていると、そこにあった、いい感じで古びていた建物が解体の途中だった。いつも、通りの側…

何故かここ数日の睡眠時間は極端に短かった。だから今日は1日じゅうひたすら眠る。 目覚めては、トイレに行って、また眠り。また、目覚めては、コンビニでビール買って飲み、また眠る。外では雨が降っているらしいが、そんなこと関係なく、ただ眠っている。…

薄くもり、から、濡れるか濡れないか、という程度の雨へ。ぽつりぽつり。遠雷。荒れる風。 コミック・モーニングで連載していた『ガキおやじ』が終わってしまった。この手の漫画は、だらだらと長くつづくことにこそ、意味があるように思うのだが。誰もがその…

くすんだ赤の、薄汚れたシャツを着た、長髪に鬚の、見るからに挙動不振な男(何故か、ほとんど毛の抜けたボロほうきとちり取りを持っていて、まるでそうすれば周囲から目立たなくなって自分の存在をカモフラージュすることが出来るとでも思っているかのように…

くもったり、晴れたり。つめたい風とあたたかい風。カラスの低空飛行。クチバシに何か赤いものをくわえているのが見えた。 ぼうっとしてると、時間は瞬く間に過ぎていってしまう。っていう言い方は何か文学少女みたいか・・・。でも、ぼうっとしている間に、…

『少女革命ウテナ・アドゥレセンス黙示録』

夕方の河原に、コウモリが飛び交う。汗のにおいが流れてくる。くもりの日。やたらとチョコレートが食べたい。 『少女革命ウテナ・アドゥレセンス黙示録』幾原邦彦・監督。去年公開された『ウテナ』の劇場版がビデオになっていた。実は、ちらっと観に行こうか…

スティーブン・スピルバーグ『太陽の帝国』

カラオケ。ジョイサウンド。得点機能付き。『正しい街』(945点)『丸の内サディスティクス』(925点)『モルヒネ』(915点)『本能』(913点)。結構イイ得点でしょ、って自慢げ。 今日も『東京ラブストーリー』を観てしまう。江口洋介と有森也美が2人で観にいった…

天気予報では、一日中晴れて風も弱く、暑い日になるとのことだったが、午後3時ころ、急に一転してみるみる日が陰り、雲が空を覆って、強い風がびゅうびゅう吹きはじめた。ごうごうと音をたてて。道行く人が次々と、立ち止って、掌を上に向け、空を見上げる…

蒸し暑い。身体の表面がべとつく。強いビル風。人々の着ている服の生地が、ここ2、3日で確実に、軽く、薄く、なってきた。 寝不足の午前中、出かけるが、目的地についてから、時間を間違っていることに気づき、そのまま引き返し、午後、再び出かける。その…

くもり。なまあたたかい風。 『あなたの夢は3億円よりおおきいですか?』という宝くじの中吊り広告。画材を購入。 『ロスト・イン・アメリカ』というアメリカ映画についての本で、青山真治は、スピルバーグとキャメロンの『タイタニック』に共通する要素とし…

展覧会が終わって、そろそろ2ヶ月。画廊から帰ってきた、梱包したままの作品を、ようやく解く気になった。梱包を解き、最終的にボツにして画廊へは持っていかなかった作品と一緒に並べてみる。そしてボツにした作品に新たに手を入れることから、新しい作品…

NHK、BS『おーい、ニッポン』

クリーム色の日傘が、日光を反射して輝き、ゆっくりと階段を降りてくる。朝。背景は真っ青な空。 NHK、BSの『おーい、ニッポン』をなんだかんだずっと観てしまう。今日のは沖縄特集。この番組は、ある一定の地域についてのあれこれを、延々と長時間(ほ…

新宿で待ち合わせ。アルタの前っていう超ベタな場所で。大学の同級生で最近展覧会が終わったという人が何人かいたのと、結婚した人がいたので、合同打ち上げ&結婚おめでとう、というところ。ぼく個人としては、多人数の宴会というのはどうも駄目で、人と話…

『ポーラX』

ビデオで『ポーラX』。レオス・カラックスは相変わらずのロマン主義者っぷりで、大げさで大時代な光と闇のメロドラマを気合い入れまくりで演出している。いかにもヨーロッパ貴族という甘いイイ男のピエールが、終盤、髪ぼさぼさに不精ヒゲ、分厚いレンズの…

某BBSからの情報。 『歌舞伎町の女王』を旧仮名遣いで表記すると、 『クワブキチヤウノヂヨワウ』だそうです。 『ヂヨワウ』って、ちょっと読めない。 なんでも『勝訴ストリップ』が売り出されてから、また、『無罪モラトリアム』の売り上げが上がってい…